【書評】なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?
- 作者: ティモシーフェリス,田中じゅん
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 47回
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この本との出会い
就活生のころ、Zawatt Inc. の原田さんとお話させてもらう機会があってその時にオススメしてもらった。 大掃除をしていたら久しぶりに見つけて読みかえしてた。
本書の狙い
副業での成功、長期の旅行、転職、趣味の世界で大きなことを達成する…。そんな夢を実現したい、でも定年まで待たなきゃいけない現実を抱えているすべての人に、今すぐ夢を現実にするためのノウハウを提供するのがこの本だ。
「オレ、退職してからタイのリゾート地で1ヶ月過ごすんだ」のようにやりたいことを定年後に後回しにして、今は我慢して仕事をすることをこの本は否定している。 そうではなく、定期的にミニリタイアをとってやりたいことを出来るように、どうやって自分や、自分の仕事、周りの環境を変えていくかについて書いてある。
マネーの価値
マネーというものの本質的な価値は、あなたがコントロールできる「W」の数に応じて何倍にもなる。
何(what)をするか、いつ(when)するか、どこで(where)するか、誰と(who)するか、である。これを自由の相乗効果と呼ぶ。
「自由の相乗効果」を使って考えると、週80時間働く年収6000万円の投資銀行家は、年収480万円だが週20時間しか働かず、いつ、どこで、どうやって暮らすかという自由を持ているニューリッチ的な一般社員よりも「パワフル」ではないということになる。
投資銀行家の年収6000万円はニューリッチ一般社員の年収480万円より価値が低いのだ。
お金が絶対的な指標ではなく、what, when, where,whoの変数を加えるという部分が面白い。「自分にとっての豊かさとは?」という問いを今までと違った角度から見せてくれた。
在宅勤務のメリットを会社に理解してもらう
ステップ1 : 自分の価値を高めておく(研修を受けさせてもらう、替えがきかないポストについて実績を積むなどして、まずは会社から自分に対して最大限の投資を実行してもらい、首を切った場合の会社側の損失を大きくしておく)
ステップ2 : 在宅勤務での生産性の高さを証明しておく(数日の病欠を申し出て、その間に在宅で作業をし、実績を作っておく)
ステップ3 : 在宅勤務のビジネスメリットを列挙しておく(自分の都合ではなく、会社にとっても、自分が在宅勤務をすることにメリットが有ることを、簡潔に文書にまとめておく)
ステップ4 : 「お試し期間」を提案する。(上司にトライアルとして2週間だけ「週4日オフィス勤務 + 週1日在宅勤務」を提案してみる。上司が抱くであろう懸念、在宅勤務をした場合のデメリットなども十分に検討し、全てに対して具体的対応策を用意し、簡潔にまとめたプレゼン用資料も作成しておくこと)
ステップ5 : 「お試し期間」が成功したら、より長期のトライアルを提案し「在宅勤務」を徐々に定着させていく。
流行りのリモートワークを実践しようとしたら具体的に何をするかについて書かれてある。
ただ、ステップ1のハードルが高い。
ここ3日ほどリモートワークしていたのだが、「まだ週5日リモートワークするには実力が足りないな」と思った。
オフィスにいたら隣の人に画面を見せながら質問できるのにできずにハマり続けたり、情報共有なされないorラグがあるなど解決すべき課題は沢山見つかった。
情報共有の部分はチームに情報共有の文化を根付かせていく必要があるので、まずは自分の実力をつけることからだなと感じた。
ニューリッチとして生き続けるためのエクササイズ
- 「何もしない」をする
- 寄付をする
- ボランティアをしながらの休暇をとってみる
- 夢のロードマップをもう一度やってみる
- 得意なことはなにか?
- 何に幸せを感じるか?
- 何に一番ワクワクするか?
- 何をした時に一番達成感を感じるか?
- これまでに達成したことで一番誇りに思っていることはなにか?
- 他人と一緒に経験したり、共有したりするのが楽しいことはなにか?
- これまでのステップを踏んだら、休暇や運命の仕事などについて考えてみよう。
- 作者: ティモシーフェリス,田中じゅん
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2007/09/21
- メディア: 単行本
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