はじめて読む486 8章
タスク
タスク(プロセス)とは
- 独立した資源を保持するプログラムの実行単位
- 実行単位 = プログラムが起動して処理を行い、終了するまでの一連の流れの実行
- 資源 = メモリ空間やファイルやデバイスの操作状況、それらを処理するプログラムの実行時間
- 各タスクは実行単位を持ち、CPUが割り当てられている間は実行を進めることができる
- 独立した資源を保持するプログラムの実行単位
486のタスク機能
- タスク切り替え機能
- メモリ空間の分離保護機能
タスクとスレッド
マルチタスクの仕組み
- CPUはある瞬間をとれば、1つのタスクしか実行していない
各タスクは僅かな時間実行されては中断し、別のタスクに切り替わるという流れを繰り返す
タスクAがBに切り替わる仕組み
TSS
- タスク状態の保存・復元に使用するデータ領域の構造
- Task State Segment
- TSSはタスク1つにつき必ず1つ用意しなければならない
- 486はタスク状態の中でもCPUの状態の保存と復元を担当
- OSはそれ以外のタスク状態の管理を担当する
TSSは下記の3つの部分に分けられる
- レジスタ保存部
- OS用タスク管理情報部
- I/O許可マップ
レジスタ保存部
OSシステム用タスク管理情報部
- ファイルやデバイスの操作状況などタスクの持つ資源の状態が変化した時にその内容を記憶する
- 486は関知しない
I/O許可マップ
- 特定のI/Oポートのアクセスを許可するもの
TSSディスクリプタ
参考
32ビットコンピュータをやさしく語る はじめて読む486 (アスキー書籍)
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